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24 Dec 2013

We Wish You a Merry Christmas

メリークリスマス! 

12月のはじめ、私たちの生徒と一緒に合奏のコンサートを行いました。歌、バイオリン、フルート、ピアノ、ギター、トンバク(イランの打楽器)、そして鍵盤ハーモニカを楽しみました。鍵盤ハーモニカを演奏するのも、合奏に参加する(他人と演奏する)のも殆どの生徒にとっては初めての経験でしたが、とても上手に演奏していたと思います。みんなとレコーディングしてCDを一枚つくりました。その中の一つから、6歳の女の子、ペインこまちちゃん(鍵盤ハーモニカ)と演奏した、イギリスのクリスマスキャロル"We wish you a Merry Christmas"をyoutubeにアップロードしました。お聴きください。

 

10 Dec 2013

コンサート at U3A

歌手のViola da Cunhaさんと、U3A (University of the 3rd Age)のクリスマスイベントで演奏しました。3rd ageとは直訳すると第三の世代ですが、大体、50代後半から上の子育てが終わった世代の事を指します。今回はそんな世代になじみのある古いポピュラーソングや、ガーシュインの曲をいくつか演奏しました。Ayumiの即興演奏が飛び出し、なかなか盛り上がりました。

プログラム:

Novello: My Dearest Dear
Gershwin: Foggy Day
Falla: El Pano Moruno
Falla: Nana
Falla: Cancion
Monti: Czardas
Gershwin: (Medley) Love Walked In - I Got A Rhythm - The Man I Love
Lehar: Vilia
J.S.Bach: BWV 147, Jesu, Joy of Man's Desiring
Christmas Carol: First Nowell
Adam: O Holy Night

2 Dec 2013

MUSIC PICNIC (アンサンブルコンサート)

今回、私たちが普段教えている生徒と一緒にアンサンブル(合奏)のコンサートを企画しました。ピアノやギターの生徒は、その学習過程において、もっぱら”孤独に”独奏曲を練習ー発表するというような事が多いのですが、もっと他人と音楽を作ったり、演奏したりする機会を作った方が良いと私たちは考えています。そういう事が、音楽を多角的に見ることや、全体的な理解につながりますし、なにより合奏の中で音楽をする事はとても楽しいです。

今回は、鍵盤ハーモニカを中心に、フルート、バイオリン、トンバク、ピアノ、ギターの編成で15組のグループが演奏しました。

Music Picnic

PART 1

ドイツ民謡: ぶんぶんぶん (鍵盤ハーモニカ2パート)
W.A. モーツアルト: That Sounds So Beautiful (鍵盤ハーモニカ2パート)
日本の歌: 虫の声 (鍵盤ハーモニカ2パート)
イギリス民謡: スカボローフェア (鍵盤ハーモニカ2パート) Arr. E. Coulthard
ポーランドのクリスマスの歌: Lulajże Jezuniu, Moja Perełko (鍵盤ハーモニカ2パート, ピアノ)
George R. Poulton: オーラリー (鍵盤ハーモニカ2パート, ピアノ)
チェコ民謡: 山のポルカ (鍵盤ハーモニカ2パート, ピアノ)
ドイツ民謡: かっこう (鍵盤ハーモニカ2パート, ピアノ)
クリスマスキャロル: We Wish You a Merry Christmas (鍵盤ハーモニカ2パート, ギター)

PART 2

野村誠: どんゆ (全員)

PART 3

イラン民謡: Gole Gandom (ピアノ連弾, トンバク, ギター)
Anooshiravan Rohani: Gole Sangam (歌, トンバク, 鍵盤ハーモニカ, ギター)
Reverend John Henry Hopkins, Jr.: We Three Kings of Orient Are (フルート, バイオリン, 鍵盤ハーモニカ, ギター)
ドイツ民謡: かえるの歌 (フルート, バイオリン, 鍵盤ハーモニカ3パート, ピアノ)
久石譲: 風の通り道 (フルート, 鍵盤ハーモニカ, ピアノ)
クリスマスの歌: ジングルベル (鍵盤ハーモニカ2パート, ピアノ)

Pocket Penguin:

J.S.バッハ: 主よ人の望みの喜びよ
モンティ: チャールダシュ
クリスマスキャロル: ファーストノエル

10 Nov 2013

CHRIST CHURCH SOUTHGATEでのコンサート

サウスゲートのクライスト教会でコンサートをしました。

演奏者:

Viola da Cunha (mezzo soprano)
Yuki Osedo (piano)
Jill Anderson (clarinet)
Ryusuke Koarashi (Guitar)
Ayumi Toyama (Melodica)

私たちの演奏したプログラム:

ファリャ: 5 spanish popular songs
ムーサ・ミルザエフ: Lyrical Piece & 1st Dance from 6 Pieces (of Azerbaijan Folklore)
グラナドス: El Majo Discreto, Amor y Odio
ロドリーゴ: De Los Alamos Vengo Madre
民謡: サリゲリン
ガーシュイン: サマータイム (全員)

29 Oct 2013

鍵盤ハーモニカとギターによる 「あまちゃん」オープニングテーマ

ポケットペンギンの演奏する、あまちゃんオープニングテーマのビデオサンプルがyoutubeでご覧頂けるようになっています。この曲は半年ほど前に編曲したものですが、ロンドンでもパブリック、プライベートパーティ等にて何度か演奏する機会がありました。オーディエンスはドラマを知らず、勿論曲も聴いた事のない方がほとんどでしたが好評でした。

編曲楽譜がコチラからダウンロード購入出来ますので、弾いてみたい方、ご興味のある方はどうぞ。

   

鍵盤ハーモニカ: 遠山麻友美
ギター & 編曲: 小嵐龍輔

鍵盤ハーモニカとギターによる「おしん」のテーマ

ポケットペンギンによる、"おしん"の演奏をYoutubeでご覧頂けます。おしんは1980年代に日本で大ブレイクしたNHKの連続ドラマですが、その後アジアの国を中心に世界で最も良く見られている日本のドラマの一つになりました。事実、イラン人の友人におしんを弾いて欲しいとリクエストがあったのが、この曲を編曲するきっかけになりました。

   

鍵盤ハーモニカ: 遠山麻友美
ギター & 編曲: 小嵐龍輔

編曲楽譜はコチラからダウンロード購入できます、弾いてみたい方、ご興味のある方はどうぞ。

インストラクション: 

Bar18 ギターに旋律が受け渡されるので強く、鍵盤ハーモニカは"バックグラウンド"に回りますのでソフトに吹いて下さい。
Bar20 鍵盤ハーモニカはBar21に向けて徐々にクレッシェンドしてください。
Bar21 一拍目において、ギターのメロディーが鍵盤ハーモニカに引き渡されます。
Bar24 F#が変位し突然現れたDmの和音が印象的であり、次のAmに向かってプラガル終止を形成します。ソフトに演奏すると良いかもしれません。
Bar27 からBar30に向けて3段階でクレッシェンドします。一般的に鍵盤ハーモニカは重音に比べて単音の方が音量が出ます。
Bar27の単旋律は出過ぎないよう気をつけてください。

11 Sept 2013

EAST FINCHLEY METHODIST CHURCHでのイブニングコンサート

先日、歌手のViola da Cunhaさんが主催するイーストフィンチリーメソディスト教会でのコンサートに参加しました。演奏者は、Viola da Cunhaさん(メゾソプラノ)、Yuki Osedoさん(ピアノ)、Jill Andersonさん(クラリネット)、と我々ポケットペンギンでした。今回は、ファリャ、グラナドス、ロドリーゴのスペイン歌曲を、いくつかアレンジしたものをヴィオラさんと演奏しました。通常はピアノ(やギター)伴奏のみで歌われるこれらの曲ですが、沢山の方に、鍵盤ハーモニカを含む組み合わせが興味深いと言っていただけました。

演奏したプログラム:

マヌエル・デ・ファリャ:7つのスペイン民謡より5曲
ムーサ・ミルゾエフ:アゼルバイジャン民謡の素材による6つの小品
1.叙情的な曲 2.舞曲1番
エンリケ・ロドリゲス:El Majo Discreto & Amor y Odio(with Viola)
ホアキン・ロドリーゴ:De los Alamos vengo Madre (with Viola)
アシュク・ヴェイセル:Uzun Ince Bir yoldayım (with Viola)
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム(全員)

21 Jul 2013

セカンド・アルバム「 Prelude」

ポケットペンギンの2枚目のアルバム、プレリュードが、オンラインにて購入可能となりました。 1枚目のアルバム、A Bird Flying over Mounainsに含まれているすべての曲は、元々別楽器のために書かれたものの編曲でしたが、今回の曲はすべてメロディカとギターのために書かれた新作となります。

プレリュード トラックリスト:
1-5: プレリュード I -V
6-10: Fragments of Dreams
11: 星影

「プレリュードシリーズ」I - Vは以前の記事に詳細な説明があります。「Fragments of Dreams」は小嵐龍輔が毎夜書き続けている曲からのセレクション。「星影」は今回唯一のトリオ(ギター、メロディカ、バイオリン)の曲です。これは、2011年の春、元々ポケットペンギンの活動を開始するきっかけにもなった、東日本大震災のためのチャリティーコンサートで演奏する為に書かれた曲でした。結局そのときはプログラムに含めることはできず、演奏はできなかったのですが、今回の録音ではじめて音になりました。

何故鍵盤ハーモニカ(メロディカ)とギターなのか—ピアノやバイオリン、他の楽器ではなく?—という質問は、ポケットペンギンを始めて以来、今まで何度も受けてきました。その1つの答えがこのアルバムの中にあります。もしもその質問がこれらの楽器を選択した動機を問うもので無いならば—単純な理由のひとつは、他の楽器では置き換えが不可能だから、という事です。ポケットペンギンは、他の何でもない、メロディカとギターの可能性を探求し、これらの楽器に特別の、たくさんの音と、音をつくる方法を発見してきました。

ギターもメロディカも月並みな楽器であり、その組み合わせも全く珍しいものではないかも知れません。しかし、その可能性はまだ組み尽くされていない、探求されていない領域はまだまだ残されていると、私たちは確信しています。このアルバムは音世界のフロンティアの入り口近辺にいるにすぎないでしょう。

今回のアートワークはアニメーション作家・イラストレーターとしてロンドンで活躍されているオオニシカオリさんにデザインしていただきました。とても温かみのあるやさしい素敵なアートワークに仕上がっています。デザインをして頂くにあたって、最初にオオニシさんに、このアルバムの曲や音作りに通底しているアイデアを渡しましたが、それらを素早く鮮やかに、そして我々にとって予測もできぬ形で、作品の上に反映していただけました。オオニシさんの最近の仕事では、NHKのみんなの歌「ふきとひよこ」のイラスト担当など、今後の活動に注目のアーティストです。

今回は、採算度外視で僕たちのしたい事、そえから「すべき事」だけをしました。幾ら売れるかよりも、今起こりつつあるもの、新しい音楽に興味がある方、本当に届くべき人に届けばよいと思っています。世界のどこかにいる人と、新しい音に出会う喜びと夢を共有する事、それが望みです。

1枚目のアルバムはItunes StoreAmazon.co.jpをはじめ、いくつかの配信サイトでダウンロード購入できるようになっていますが、2枚目はデータによる販売はせず、ハードコピーのみの販売にしました。ご興味のある方はStore から、オンライン決済(ペイパル)にてご購入できます。また同時にポストカードとステッカーの販売もしていますのでチェックしてみてください。

17 Jul 2013

MUSIC PICNIC & KITCHEN PARTY

7月14日は2つのパフォーマンスをしました。イギリスは今熱波が押し寄せていて、この日も例外無くとても暑い日でした。

プログラム:

Music Picnic

・あまちゃんのテーマ (大友良英)
・いつも何度でも (木村弓)
・Çok Güzeller (小嵐龍輔)

Kitchen Party

・島唄 (宮沢和史)
・あまちゃんのテーマ (大友良英)
・Uzun Ince Bir yoldayım (アシュク・ヴェイセル)

・ラーダよ、夕飯を食べよう (ブルガリア民謡)
・トドラは夢見る (ブルガリア民謡)
・ディルマノ・ディルベロ (ブルガリア民謡)
・Çok Güzeller (小嵐龍輔)

メロディカ(鍵盤ハーモニカ):遠山麻友美
ギター:小嵐龍輔

30 Jun 2013

鍵盤ハーモニカとギターによる 「Uzun ince Bir Yoldayım」

トルコ、イズミールでのコンサートの演奏から、トルコ民謡を一曲アップロードしました。 ウズン・インジェ・ビル・ヨルダイム (Uzun ince Bir Yoldayım) タイトルは、長く細い道に(私は)いる、という意味です。おそらくトルコ人であれば誰でも知っている、有名な曲であり、若い音楽家にも沢山カバーされています。 作曲者はアシュク・ヴェイセル・シャトロール(Aşık Veysel Şatıroğlu)、単にアシュク・ヴェイセルと呼ばれることが多いです。 アシュク(愛する者)と言うのは、トルコ、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、そしてイランのあたりをサズを持って歌いながら旅していた吟遊詩人の事です。ヴェイセルは1894年に中部アナトリア、シャルクシュラの小さな村に生まれ、オスマン帝国の滅亡、トルコ共和国の独立と近代化、20世紀の激動を生きた盲目のアシュクでした。日本の盲目の箏奏者、宮城道雄さんも同年生まれでしたが、どこか重なるものがあります。 歌詞には象徴的な言い回しが沢山使われていて翻訳するのが難しいですが、ここではヴェイセルは人生について、「片方のドア」から入った細く長い道を「もう片方のドア」に向かって昼夜歩き続ける自身の様子を歌っています。

27 Jun 2013

トルコ、イズミールでのコンサート

ポケットペンギンは、トルコ、イズミル市でのコンサートと、プライベートパーティーでの演奏を終了し、ロンドンに戻ってきました。イズミルは、エーゲ海に面する、トルコで3番目に人口の多い近代的な大都市です。気温はロンドンの2−3倍、滞在中は雨どころか、ずっと雲一つない青空でした。

izmirpark izmirsea izmirtown
 .......

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コンサート会場+パーティーの様子です。パーティーはエーゲ海の目の前にあるレストランの野外会場で行われました。そこから見える夕日がとても綺麗でした。 コンサートのプログラムは以下の通りです。

 パート1
  • J.S.バッハ: チェロ組曲三番、主よ人の望みの喜びよ
  • 小嵐龍輔: 夢のかけら
  • ジョン・ダウランド: Frog Galliard、A Piece without Title (名も無き作品)
  • 小嵐龍輔:異国の丘
パート2
  • 宮沢和史:島唄
  • 八橋検校:六段の調べ
  • アシュクヴェイセル:Kara Toprak、Uzun Ince Bir Yoldayım
  • W.A.モーツアルト:ピアノソナタ11番K331
  • 小嵐龍輔:Çok Güzeller (チョックギュゼレル)
今回もいくつか新しい曲がポケットペンギンのレパートリーに加わりました。Kara toprak, Uzun ince bir yoldayımはトルコの民謡、アシュクヴェイセルという、20世紀の盲目の吟遊詩人(アシュク)の作品で、おそらくトルコ人ならば誰でも知っている、そして私たちの特にお気に入りの曲です。Uzun~はパーティーでも弾きましたがとても喜んで頂けました。 2人共、トルコ—その文化、食べ物、音楽、言語等—には特別な関心を持っています。Ryusukeは2008年から、毎年トルコに訪れているし、Ayumiにとってもこれが3度目です。トルコでコンサートを開くのは私たちにとっては小さな夢でありました。

 .....Here are some photos.

saz kettle

(新しいサズを買いました(実は三本目です…)。もう一枚のはトルコのチャイ(お茶)を湧かすやかん、電気式のものです。) kumru 

(手前はイズミルの名物でクムルという、ハム、チーズ、トマトなどを挟んだサンドイッチ。後ろの物はクンプルと言い、ジャケットポテトに色々な具を入れたものです。おいしかった!)

  cake withKemal 

(Ayumiは滞在中にちょうど誕生日があり、トルコ人の友人の家族とそのご近所さんに祝っていただきました。写真のケーキは友人の母親が焼いてくださったものです。おいしかった!)

 protest-flag 

(イスタンブルのタクシム広場から始まったプロテストは、トルコ中に広がっています。イズミルでは住宅街、レストランなど至る所に、ケマル・アタトゥルクの旗が掲げられているのを見る事が出来ます。このようにプロテストに参加出来ない人々は旗を掲げたり、夜になれば、パンやポットを打ち鳴らして、プロテスターへのサポートを表明しています。)

 protest

(karşıyakaのハイストリートにて。人々が取り囲んでいる中央の木の様なオブジェに、メッセージとプロテストで無くなられた方の写真が貼付けられています。)

30 May 2013

「さすらう音」 コンサート in トルコ、イズミール

ポケットペンギンのコンサートをトルコの国際都市、イズミールで行います。お近くにおられる方は是非。 

さすらう音 ― 西に東に 未だあらぬ音を求めて 

Date: 21st June (FRI) Time: 15.30 Start (15:15 open) Venue: PROF. DR. TÜRKAN SAYLAN ALSANCAK CULTURAL CENTER Cyprus Martyrs Caddesi No: 12 Alsancak-Izmir K.5, Turkey Tel: Kemal Altintas 0533 266 90 46 Admission: 10TL

鍵盤ハーモニカ: 遠山麻友美
ギター: 小嵐龍輔

フライヤーのダウンロードはコチラ

27 May 2013

バース国際音楽祭での演奏を終えて

バース国際音楽祭での演奏を終了しました。イギリスの夏は沢山のフェスティバルが行われていますが、このフェスティバルはバース市で1948年から毎年開かれているもので、期間内は町の至る所でクラシック、ジャズ、現代音楽、フォークなどのバラエティにとんだ音楽家によって演奏が行われます。ポケットペンギンは今回ランレさん(ロンドンを拠点に活動しているとても美しい歌声を持っているシンガーソングライター)と一緒にバース市の中心地にあるヴィクトリアアートギャラリーにて演奏しました。当日は悪天候にもかかわらず、沢山の方々に見に来ていただき、ギャラリーの気持ちのよい音響を楽しんで演奏ができました。  今回のプログラムにはこのフェスティバルで先行発売された2枚目のアルバムより、新しい作品「プレリュード5」と「夢のかけら 4月13日」を含めました。尚、2枚目アルバムは近いうちにオンラインで購入可能になる予定ですのでもうしばらくお待ち下さい。

プログラム:

Part 1

ベラ・バルトーク: チーク地方の3つのハンガリー民謡
J.S.バッハ: チェロ組曲三番よりアルマンデ
小嵐龍輔:夢のかけらより4月13日
ブルガリア民謡:
フィリップクーテフ編より
・Vido, Vido, Byala Vido (我が娘、ヴィダよ)
・Radi na Radka Dumashe (ラディはラトゥカにいいました)
・Bre, Petrunko (踊り上手なペトルンコ)
小嵐龍輔:異国の丘

Part 2

ムーサ・ミルゾエフ:アゼルバイジャン民謡の素材による6つの小品
1.叙情的な曲 2.舞曲1番 3.舞曲2番
J.S.バッハ: チェロ組曲三番よりサラバンデとブーレ
ポケットペンギン: プレリュード5番
ブルガリア民謡:
フィリップクーテフ編より
・Vecherai, Rado (ラーダよ、夕飯を食べよう)
・Polegnala e Todora (トドラは夢見る)
イヴァンカヴァルジエフ編より
・Dilmano Dilbero (ディルマノ・ディルベロ)
小嵐龍輔:チョックギュゼレル

1 May 2013

バース国際音楽祭

ポケットペンギンは、5月にイギリスのバースで開催されるインターナショナルミュージックフェスティバルに参加します。バースはバス(風呂)の語源にもなった古い街であり、ローマ時代の浴場跡(世界遺産)やバース寺院などみどころいっぱいの美しい町です。ご近所の方は是非いらしてください。

メロディカ(鍵盤ハーモニカ): 遠山麻友美
ギター:小嵐龍輔

日程:5月24日(金)
時間: 6:00pm-6:30pm/7:00pm-7:30pm
場所:the Victoria Art Gallery
料金:無料

17 Apr 2013

イーストフィンチリーメソディスト教会のチャリティコンサートを終えて

イーストフィンチリーメソディスト教会でのチャリティコンサートを終えました。この日のロンドンは先週までの寒さに打って変わって、暖かく穏やかな春らしい天気でした。見に来られた方の殆どはポケットペンギンの音楽を聴くのは初めての方で、人種、年代共に様々でしたが、よいフィードバックを得ることができました。今回の目的であったパレスチナの音楽学校への寄付も沢山して頂きました。

プログラム:

ベラ・バルトーク: チーク地方の3つのハンガリー民謡
J.S.バッハ: チェロ組曲三番
ポケットペンギン: プレリュード 1,4
藤井敬吾: シャボン玉変奏曲 (P&G)
小嵐龍輔: Walking through a Forest (森を通り抜けて)
ブルガリア民謡:
フィリップクーテフ編より

  • Vido, Vido, Byala Vido (我が娘、ヴィダよ)
  • Radi na Radka Dumashe (ラディはラトゥカにいいました)
  • Bre, Petrunko (踊り上手なペトルンコ)
  • Vecherai, Rado (ラーダよ、夕飯を食べよう)
  • Polegnala e Todora (トドラは夢見る)
イヴァンカヴァルジエフ編より
  • Dilmano Dilbero (ディルマノ・ディルベロ)

ジョン・ダウランド:

  • A Piece without Title (名も無き作品)
  • Forlorn Hope Fancy (絶望の幻想曲)


小嵐龍輔: Çok Güzeller (チョックギュゼレル)

プログラムの半分は今まで弾いた事のあるもの、残り半分は新作でした。バッハのチェロ組曲三番のプレリュードは今まで単独で演奏してきましたが、今回は同組曲から全曲を演奏しました。ギターとピアノのレパートリーのリクエストがあったので、一曲だけ、シャボン玉変奏曲を演奏しました。これは2年前の東日本の震災チャリティーでも弾いた曲です。その時のプログラムでは、高橋悠治さんがダウランドの曲やことばから素材を取って作られた、ダウランド故郷に帰る(朗読とギター)も弾きましたが、今回はダウランド自身の曲を2曲編曲し、弾きました。今回のプログラムのハイライトはおそらくブルガリアの合唱曲です。実は小嵐龍輔は15年以上ブルガリア音楽に特別な興味を持っており、大学のエッセイでも取り上げたほどです。ポケットペンギンは今までもブルガリアの舞曲から一曲、コパニッツァを度々演奏してきましたが、今回はフィリップクーテフの編曲、合唱団でよく知られたレパートリーを中心に、鍵盤ハーモニカとギターの為に編曲しました。

10 Mar 2013

プレリュード

ポケットペンギンは今まで主に、色々な音楽を、多様な解釈の可能性を探しながら、編曲することでレパートリーを増やしてきました。ウェブサイトのリストに載せているものだけではなく、日々増え続け、また更新されています。

その一方で、近頃はメロディカとギターの音世界に違うアプローチをしています。私たちが実験しているのは、それぞれの楽器において新しい音素材や異なった発音の方法を見つけ出し、それらをあるパターンや時間枠の中に組み立てようというものです。

これらの結果は「プレリュード」というシリーズ作品として出力されます。そのように名付けるのは伝統的なプレリュードの一般的特徴、例えば比較的短い時間、素材やパターンの限定、即興性—部分を演奏者の判断に委ねる—などの類似性をもっているからです。

私たちのプレリュードは音楽から"予め"取り除かれた素材、構造、そして曖昧さを含むかもしれません。私たちは"音楽以前"に立ち返っているように見えます。つまり、まだ音楽と呼ばれていない地点であり、"演奏以前"という、プレリュードーラテン語の"Prae-ludere"ーの語源的意味に対して、類似性をもちます。

 視聴:

3 Mar 2013

UNION CHAPELでのコンサート (THE DAYLIGHT MUSIC)

3月2日、北ロンドンにあるユニオンチャペルで演奏しました。19世紀後期に建てられた美しいゴシック風の教会です。ペンギンカフェ、フィリップグラス、オアシス、坂本龍一さんなどなども演奏している有名な音楽会場だそうです。


  unionchapel

 プログラム:

バッハ: チェロ組曲3番からプレリュード
小嵐龍輔: Walking through a forest (森を通り抜けて)
ポケットペンギン: プレリュード No.1. 3. 4
小嵐龍輔: Çok Güzeller (チョックギュゼレル)

鍵盤ハーモニカ:遠山麻友美
ギター;小嵐龍輔

今回弾いたのは6曲です。1曲目のバッハのプレリュードはアルバム”A Bird Flying over Mountains”に入れた曲で何度か演奏しました。その他の曲はすべて新作でパブリックな場所で弾くのは初めてす。 Walking through a forest というタイトルは曲を書いた後でつけたものですが、曲の印象からつけています。曲がりくねった森の小道を、不意に立ち止まったり、あたりを見回しながら散歩をするようなイメージです。 プレリュード No.1. 3. 4は、ポケットペンギンの最近の興味の中心であり、共同作業で出来た実験的な作品群です。後のブログですこし説明をするかもしれません。Facebookで部分的にリハーサルのビデオ、Soundcloudでプレリュード1番を聞く事が出来ます。 Çok Güzeller(チョックギュゼレル)はリズミックでハッピーなレパートリーの要求に答えて小嵐龍輔が先週作ったばかりの曲です。Çok Güzellerというタイトルはトルコ語で、とても美しい(英語のvery beautiful)という意味の”çok güzel”の三人称複数形です。普通、綺麗なものや女性、おいしい食べ物に対してつかわれます。曲中にBachモチーフ(シb ラドシの音列)が含まれていて、そういう意味ではBachで始まり、Bachで終わったという今回のコンサートでした。

12 Feb 2013

ハモンド44

ポケットペンギンの鍵盤ハーモニカに新しい仲間が加わりました。スズキのハモンド44です。ハモンド44は、楽器店で買える中では、おそらくもっとも値段が高く高品質な鍵盤ハーモニカでしょう。早速試し弾きを行ってみました。ピッチは正確で、ソフトな音色をもち、ハーモニーのバランスもよく、キーノイズも最初から少なく処理されています。またマイクが内蔵されている他、鍵盤は今までよりも多い44鍵あります(今までは最大で37鍵でした)ので、今後アレンジや作曲での可能性が広がるでしょう。次回のコンサートで使うのが楽しみです。

hammond44


melodica-two


(In duet with 37 keys melodica which we have been using)

melodica-group

(chronologically ordered from the left to right)

16 Jan 2013

チックコリア「スペイン」

今回はある方のリクエストにお答えして、有名なジャズスタンダード、チックコリアの「スペイン」を演奏しました。動画内で使われているピクチャーはリリ・マリエル・シアロッタさんが提供して下さったものです。マリエルさんは、アメリカで活躍しているアルゼンチン出身のアーティストです。詩人でもあり、絵描きでもあり、モデル、歌手としても活動している多彩な方です。
   

鍵盤ハーモニカ: 遠山麻友美
ギター:小嵐龍輔