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17 Apr 2013

イーストフィンチリーメソディスト教会のチャリティコンサートを終えて

イーストフィンチリーメソディスト教会でのチャリティコンサートを終えました。この日のロンドンは先週までの寒さに打って変わって、暖かく穏やかな春らしい天気でした。見に来られた方の殆どはポケットペンギンの音楽を聴くのは初めての方で、人種、年代共に様々でしたが、よいフィードバックを得ることができました。今回の目的であったパレスチナの音楽学校への寄付も沢山して頂きました。

プログラム:

ベラ・バルトーク: チーク地方の3つのハンガリー民謡
J.S.バッハ: チェロ組曲三番
ポケットペンギン: プレリュード 1,4
藤井敬吾: シャボン玉変奏曲 (P&G)
小嵐龍輔: Walking through a Forest (森を通り抜けて)
ブルガリア民謡:
フィリップクーテフ編より

  • Vido, Vido, Byala Vido (我が娘、ヴィダよ)
  • Radi na Radka Dumashe (ラディはラトゥカにいいました)
  • Bre, Petrunko (踊り上手なペトルンコ)
  • Vecherai, Rado (ラーダよ、夕飯を食べよう)
  • Polegnala e Todora (トドラは夢見る)
イヴァンカヴァルジエフ編より
  • Dilmano Dilbero (ディルマノ・ディルベロ)

ジョン・ダウランド:

  • A Piece without Title (名も無き作品)
  • Forlorn Hope Fancy (絶望の幻想曲)


小嵐龍輔: Çok Güzeller (チョックギュゼレル)

プログラムの半分は今まで弾いた事のあるもの、残り半分は新作でした。バッハのチェロ組曲三番のプレリュードは今まで単独で演奏してきましたが、今回は同組曲から全曲を演奏しました。ギターとピアノのレパートリーのリクエストがあったので、一曲だけ、シャボン玉変奏曲を演奏しました。これは2年前の東日本の震災チャリティーでも弾いた曲です。その時のプログラムでは、高橋悠治さんがダウランドの曲やことばから素材を取って作られた、ダウランド故郷に帰る(朗読とギター)も弾きましたが、今回はダウランド自身の曲を2曲編曲し、弾きました。今回のプログラムのハイライトはおそらくブルガリアの合唱曲です。実は小嵐龍輔は15年以上ブルガリア音楽に特別な興味を持っており、大学のエッセイでも取り上げたほどです。ポケットペンギンは今までもブルガリアの舞曲から一曲、コパニッツァを度々演奏してきましたが、今回はフィリップクーテフの編曲、合唱団でよく知られたレパートリーを中心に、鍵盤ハーモニカとギターの為に編曲しました。